2021年6月3日
令和3年6月6日(日)から6月12日(土)は危険物安全週間です

令和3年6月6日(日)から6月12日(土)は危険物安全週間です。
今日、石油類をはじめとした危険物は、日常生活のあらゆる分野に浸透しており、社会生活の向上に大きく貢献していますが、ひとたびその取り扱いを誤ると、火災又は爆発などの災害を引き起こす、潜在的な危険を有しています。このことから、事業所における自主保安体制の確立を呼びかけるとともに、広く国民の危険物に対する意識の高揚と啓発を図ることを目的としております。
危険物安全週間は、平成2年に消防庁により制定され、以来毎年6月の第2週(日曜日から土曜日までの1週間)に実施されています。危険物安全週間のきっかけは、昭和39年(1964年)に起きた宝組勝島倉庫爆発火災で、硝化綿(ニトロセルロース)から自然発火し、多量に無許可貯蔵されていた、硝化綿・アセトン・アルコール類に引火爆発しました。この爆発火災は消防職員18名、消防団員1名の生命が奪われるとともに、117名が重軽傷を負う、大変悲惨な危険物事故でした。
東京では昭和38年(1963年)から「危険物安全の日」を定めており、その当時はセルロイド類などの自然発火が多く、特に6月に多発していたことから6月20日としておりましたが、昭和40年からは宝組勝島倉庫爆発火災の発生した7月14日に改めました。しかし、セルロイド製品に代わってプラスチック製品が登場すると、発火危険のあるセルロイド製品は次第に姿を消し、「危険物安全の日」も昭和45年7月14日を最後に取りやめとなってしましました。その後、平成2年から「危険物安全週間」が実施され、今日に至るということです。

この様な事故を風化させないため、また、繰り返さないためにも、この危険物安全週間を機会に、危険物の取扱について、今一度確認をしてみましょう。

 

近代消防参考文献